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自己免疫性疾患における転写因子MafBの役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K07482
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関香川大学

研究代表者

財賀 大行  香川大学, 医学部, 助教 (40752499)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード自然免疫 / 形質細胞様樹状細胞 / 転写因子MafB / 免疫抑制 / インターフェロン / 自己免疫性疾患 / I型インターフェロン / 自己免疫疾患 / 疾患モデルマウス / MafB
研究開始時の研究の概要

生体内において、過剰なI型インターフェロンの産生は自己免疫性疾患の発症と病態増悪の原因であるとされている。しかしながらその具体的なメカニズムや根本的な治療法は存在しない。このたび申請者らはI型インターフェロン産生を抑制させる分子の特定と抑制メカニズムを突き止めた。そこで本研究課題では、疾患の発症や病態形成においてこのインターフェロン抑制システムが生体内でどのように関与しているかを、疾患モデルマウスを用いて明らかにする。またこの研究成果を応用して疾患に対する画期的で根本的な治療法開発につなげることを目指す。

研究成果の概要

形質細胞様樹状細胞(pDC)から過剰分泌されるインターフェロン(IFN)は、自己免疫疾患のひとつである尋常性乾癬の発症原因とされている。しかしながら、これまでpDCによるIFN産生を負に制御するメカニズムは不明であった。マウスを用いたIn vivo解析から、MafBがイミキモド誘発の乾癬様皮膚炎に対する抵抗性に関与していることが示された。これらの知見は、MafBがpDCにおけるIFN誘導の負のレギュレーターとして働き、免疫恒常性の維持に重要な役割を果たすことを実証している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

乾癬における病態形成には、形質細胞様樹状細胞(pDC)の存在とインターフェロン(IFN)が極めて重要な因子であることが示唆されていたが、疾患の根本的な発症や病態形成メカニズムは不明であった。本研究において、pDCのIFN産生を抑制するシステムという、より根源的な部分が明らかになったことで、疾患の詳細な病態メカニズムの解明と根本的な治療法開発に大きく飛躍することが期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Transcription factor MafB-mediated inhibition of type I interferons in plasmacytoid dendritic cells2022

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Saiga, Masaki Ueno, Takashi Tanaka, Tsuneyasu Kaisho, Katsuaki Hoshino
    • 雑誌名

      International Immunology

      巻: 34 号: 3 ページ: 159-172

    • DOI

      10.1093/intimm/dxab103

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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