研究課題/領域番号 |
19K11472
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
竹市 勝 国士舘大学, 政経学部, 教授 (30265962)
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研究分担者 |
新井 健之 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (20397095)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 認知特性 / 予測特性 / 運動制御 / 運動物体 / 捕捉動作 / 運動制御特性 |
研究開始時の研究の概要 |
運動物体(ボールやシャトルなど)を捕捉する動作(捕球や打球)完了までのプロセスを、運動物体の認知、運動物体の空間的・時間的予測、捕捉地点までの身体や用具を移動させる運動制御の3つの局面に分け、各局面の特性について解析を試みる。本研究では、捕捉動作の失敗に着目し、認知・予測・運動制御の3つの局面における特性について各局面のパフォーマンスを評価する。データの解析から、認知・予測・運動制御局面における特性がどのように捕捉パフォーマンスに関係するのか検討を試みる。
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研究成果の概要 |
捕捉動作における認知・予測・運動制御の一連のプロセスにおいて、本研究は、各局面の特性を解析した。 被験者は、これまでの男子大学生に加え、小学6年生(男女)、肢体不自由者、女子大学生とし、それぞれの認知・予測特性について検討した。また、小学生及び大学生における認知・予測特性の男女差について明らかにした。 運動物体の遮蔽後の位置予測課題における予測位置が、試行回数によって変化する可能性が認められ、その男女差を検討した。 運動制御について、運動物体の到達位置と時刻に合わせて上肢を動かす課題を実施し、予測特性について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツでは動く物体(ボール)に対して、移動の様子を見る(認知)、到達位置や時刻を予測する(予測)、そして動作する(運動制御)のプロセスを経て捕球や打球(捕捉動作)する。本研究では、この各局面の特性を分離して解析し、捕捉動作のパフォーマンスへの影響について検討する。これらは新たな研究手法として今後の研究の発展に寄与すると考えられる。 また、新たなトレーニング方法の開発にも応用が可能であり、それらをもとにスポーツ選手のみでなく、発育発達期の子供から高齢者に対する身体教育、機能回復訓練やリハビリテーションにも幅広い応用が期待される。
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