研究課題/領域番号 |
19K14110
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 岐阜女子大学 |
研究代表者 |
佐々木 恵理 岐阜女子大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (80714998)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 教員養成 / レジリエンス / 大学生 / 学び続ける教師 / プログラム評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,教師が学び続けていく上で重要になる心理的特性の一つであるレジリエンスを教員養成段階に特化して育成するプログラムを開発し,効果検証を行うことを目的とする。 第一に,学び続ける教師の基盤として自己成長のプロセスに個人のレジリエンスがどのような影響を与えているのかを実証的に解明し,ロジックモデルを作成する。 第二に,学生の自己成長に寄与するレジリエンスを育成するプログラムを開発し,プログラム評価研究の手法に基づき実証的な効果検証を行う。 本研究の波及効果として,諸課題に積極的に取り組み自己の成長に結びつける教師を育成することに寄与し,その科学的根拠を示すことができる。
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研究成果の概要 |
本研究では,教師が学び続けていく上で重要になる心理的特性の一つであるレジリエンスを教員養成段階に特化して育成するプログラムを開発することを目的とした。具体的には,学生のレジリエンスに与える心理的要因の検討,教員養成の学生や教師を対象としたレジリエンス育成プログラムのレビュー,プログラムの開発を行った。学習した知識や技能を日常場面に般化して応用していくためには,動画などの活用のみだけではなく,対面の講義形式の活用や,教育・課外活動などで多様な他者と共に課題解決を目指すような学修を積極的に取りいれることでより日常のレジリエンスを発揮することができるように向かわせることが重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レジリエンスが「学び続ける教師」の成長・発達を促進する要因にどのように影響を与えるのかについては示唆されているが,実証的な解明は未着手である。教師たちのレジリエンスは,積極的に教員養成の段階から育まれ,専門職としての人生のすべての局面において発揮される必要があることが指摘されており,教員養成段階においてレジリエントな学生を育成していくことは喫緊の課題である。 学生のレジリエンス育成に貢献することができれば,諸課題に積極的に取り組み自己の成長に結びつける教師を育成することに寄与できる。また,後の教師の資質・能力向上の方策として,教師の心理的資質への重要な示唆を得ることができる。
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