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腎臓オルガノイド上でのForward Geneticsによる慢性腎臓病機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K17699
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

須佐 紘一郎  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50735842)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード腎臓オルガノイド / 修飾遺伝子(modifier gene) / forward genetics / 慢性腎臓病(CKD) / 常染色体優性多発性嚢胞腎 / 修飾遺伝子 (modifier gene) / 慢性腎臓病 (CKD)
研究開始時の研究の概要

今や国民病ともいえる慢性腎臓病(CKD)には、共通現象として間質線維化や嚢胞形成等の尿細管間質病変があるが、その機序は未解明な点が多い。間質線維化や嚢胞形成を起こす遺伝性腎疾患に着目すると、これらの疾患では同じ遺伝子変異を持っていても重症度に大きな個人差があることから、重症度に強い影響を与える別の修飾遺伝子の存在が疑われる。これらの修飾遺伝子が一般的なCKDの進行にも関与している可能性がある。本研究では、このような修飾遺伝子を、iPS細胞から作製したミニチュア腎臓である「腎臓オルガノイド」を用いて探索し、CKDの新しい治療法の開発を目指す。

研究成果の概要

慢性腎臓病は新たな国民病とも言える疾患だが、その機序はまだ不明な点が多く、根本的な治療法も未開発である。我々は慢性腎臓病における間質線維化の増悪因子として働く未知の修飾遺伝子が存在するのではないかと仮説を立てた。そこで、iPS細胞から分化誘導して作製した「腎臓オルガノイド」と呼ばれるミニチュア腎臓を利用して、そのような修飾遺伝子を同定することを目指している。本研究では、線維化の解析に用いるためにまず腎臓線維化を起こす遺伝性腎疾患の原因遺伝子をノックアウトしたiPS細胞を作製し、線維化領域を可視化できるようなレポーターも作製した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎臓線維化の増悪因子を見つけるのに利用するため、線維化を起こす遺伝性腎疾患と同じ変異を持つiPS細胞を作製した。また、線維化レポーターも作製し、線維化した領域を蛍光発色して可視化できるような仕組みをiPS細胞の内部に組み込んだ。これらの成果物を腎臓オルガノイドと組み合わせることにより、今後腎臓オルガノイド上での腎線維化の可視化をする実験の実現可能性を示したことになる。さらに、腎臓線維化を増悪させる修飾遺伝子を同定し、最終的には慢性腎臓病の治療法開発につなげたい。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Genetic Background and Clinicopathologic Features of Adult-onset Nephronophthisis2021

    • 著者名/発表者名
      Fujimaru Takuya、Kawanishi Kunio、et al.
    • 雑誌名

      Kidney International Reports

      巻: 未定 号: 5 ページ: 1346-1354

    • DOI

      10.1016/j.ekir.2021.02.005

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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