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血中マイクロRNAの測定による食道癌化学放射線療法の治療効果予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K21267
補助金の研究課題番号 18H06156 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

武田 一也  東北大学, 大学病院, 助教 (80824177)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード食道扁平上皮癌 / 化学放射線療法 / 血中マイクロRNA / 治療効果予測 / 血清中マイクロRNA / 予後予測因子 / 治療効果予測因子 / 食道癌 / マイクロRNA / 放射線治療 / がん / 放射線生物学 / miRNA / 放射線感受性
研究開始時の研究の概要

この研究では放射線化学療法を受ける食道癌の患者さんから治療前および治療開始後2週間時点での血液を採取し、そこに含まれるマイクロRNAの解析を行います。そして治療終了時点での治療効果と、血中マイクロRNAの解析結果との比較検討を行います。これにより放射線化学療法の効果を早期に予測し治療内容を調整する方法が確立されることが期待されます。さらにこの研究では、血液サンプルの解析で得られた候補のマイクロRNAを培養細胞に導入する実験を行い、マイクロRNAと放射線感受性との関連について細胞レベルでの検証を行います。

研究成果の概要

食道扁平上皮癌に対する化学放射線治療は有効な治療方法であるが、治療開始前に治療効果を予測することは困難である。本研究では治療前の患者12名より血液を採取してその中に含まれるマイクロRNAを測定し、その後の再発の有無との関係を検討した。検討した2632種のマイクロRNAのうち26種において、再発の有無で血中発現量に違いがみられた。特にこのうち、再発患者で低値であったmiR-107については、他のがんで放射線治療への感受性を高める影響が知られており、今後の治療ターゲットとなる可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、miR-107をはじめ数種類の血中マイクロRNAが、食道扁平上皮癌に対する化学放射線治療の効果の予測に有効である可能性を示した。この知見がより大規模な研究で確認されれば、治療開始前に化学放射線治療の効果を予測し、他の手術や抗がん剤治療との治療選択において患者や医師の意思決定の助けとなることが期待される。また、今回同定されたマイクロRNAに対する介入治療を開発することで、化学放射線治療の治療効果を高められることが期待される。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 食道扁平上皮癌化学放射線治療症例における血清中遊離マイクロRNAの解析2021

    • 著者名/発表者名
      武田 一也、梅澤 玲、山本 貴也、石川 陽二郎、高橋 紀善、鈴木 友、岸田 桂太、寺村 聡司、細井 義夫、神宮 啓一
    • 学会等名
      日本放射線腫瘍学会第34回学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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