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扁桃組織におけるmultifocalなヒトパピローマウイルス感染に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K21350
補助金の研究課題番号 18H06256 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

鈴木 俊彦  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (30822895)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードヒトパピローマウイルス(HPV) / 扁桃 / PCR / p16 / 中咽頭癌 / HPV / 多重感染
研究開始時の研究の概要

ヒトパピローマウイルス(HPV)が関連する中咽頭癌が増大してきている。癌が発症していない扁桃組織にもHPVが感染しているかどうかを明らかにすること研究の目的とする。
HPV関連の有無を問わず、左右の口蓋扁桃、咽頭扁桃からブラシを用いて擦過検体を採取する。DNAを抽出してPCRを行いHPV DNAを検出する。また、口蓋扁桃摘出術を受けた非癌患者の摘出口蓋扁桃を用い、DNAを抽出してPCRを行い、HPV DNAを検出する。

研究成果の概要

ヒトパピローマウイルス(HPV)関連中咽頭癌において罹患扁桃以外の扁桃組織におけるHPV感染を調べるために、auto-nested PCRを用いてHPVのDNAの検出を試みたが検出が困難であった。今後、異なる方法でPCRを行うことを検討している。また、非癌患者の摘出した口蓋扁桃におけるHPV感染を調べるため、PCRが困難だったことから、HPV感染の代替マーカーであるp16免疫染色を79症例で行い、全て陰性であった。PCRの検出方法が確立したら、p16免疫染色した検体でPCRを行い、比較検討する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

HPV 関連中咽頭癌の非癌扁桃組織におけるHPV 感染率を知ることで、HPV がmultifocal に感染し第二のプライマリー、第三のプライマリーを生じる可能性を考察することができ、今後のHPV関連中咽頭癌の治療戦略の上で非常に重要なこととなりえる。また、非癌患者の摘出口蓋扁桃におけるHPV 感染を知ることで口蓋扁桃へのHPV 感染の年齢層別の特徴を見いだすことや、患者背景因子や嗜好歴などを比較することができ、口蓋扁桃へのHPV 感染のリスク因子を考察することができる。さらにp16 免疫染色と対比することにより、oncogenic なHPV 感染が生じ得るのかも検討できる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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