配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究概要 |
過食により,高度な肥満を呈するレプチン欠損ob/obマウスに,肝細胞特異的にPtenを欠損させたAlbCre/Pten^<flox/flox>マウスを交配し,ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウス(double KOマウス)を作成することによって,ob/obマウスの肥満を改善し得るか調べた。ob/obマウス(ob/obグループ),ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウス(double KOグループ),AlbCre/Pten^<flox/flox>マウス(Pten KOグループ),Wild typeマウス(WTグループ)において,離乳40週後に体重,精巣または卵巣周囲の脂肪重量,肝湿重量,肝内中性脂肪含有量,血清ALT,ROS値を測定し,さらにwestern blotにより,Aktの活性を評価し,その下流の脂肪代謝に関わる転写因子の発現をmRNAレベルで評価した。その結果,ob/obマウスに,肝細胞特異的にPtenを欠損させることで,著明な肥満の改善をみた。肥満の改善のメカニズムには,脂肪代謝が大きな役割を果たしていると考えられた。
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