研究課題/領域番号 |
20K02014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 下関市立大学 |
研究代表者 |
足立 俊輔 下関市立大学, 経済学部, 教授 (30615117)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 管理会計 / TDABC / BSC / タスクシフティング / ABC / 医師の働き方改革 / 病院原価計算 / 原価計算システム / GHG排出量 / EF統合ファイル / タスク・シフティング / 医療情報システム / 温室効果ガス / 鉱物資源 / 電子カルテ / 病院BSC / クリニカルパス / キャパシティ / 会計学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で議論されているタスク・シフティング(業務移管)の影響を、病院の経営戦略を組織構成員に浸透させるためのツールとして用いられてきたバランスト・スコアカード(BSC)や、院内情報システム(EF統合ファイル・クリニカルパスなど)を活用した原価計算システムを用いて分析・測定することを目的としている。 具体的には、国内外の病院関係者に対するヒアリング調査や関連文献のレビューを行い、医療従事者に資する会計情報を組み込んだ院内のマネジメント・システムのあり方について検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、コスト情報を加味したタスク・シフティング(業務移管)関連指標を包摂した病院バランスト・スコアカード(以下、病院BSC)の有用性を検証するために、日仏米の国際比較の観点から整理することで、医療におけるマネジメント・コントロール及び原価計算のあり方を検証することを目的としている。 本研究により、病院BSCのKPI指標として、「時間」を配賦基準とした病院原価計算で算定されるキャパシティ情報を用いたタスク・シフティングの有用性を検証し、厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で議論されているタスク・シフティングの影響を、コスト情報の観点から院内情報システムを活用して検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、病院BSCのKPI指標として、「時間」を配賦基準とした病院原価計算(時間ベースの病院原価計算)で算定されるキャパシティ情報(業務遂行に用いられる資源の量)を用いたタスク・シフティングの有用性を検証することを目的としている。本研究は、厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で議論されているタスク・シフティングの影響を、コスト情報の観点から院内情報システム(EF統合ファイル・クリニカルパス)を活用して検証しようとしている点に、学術的な特色・独創的な点がある。
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