研究課題/領域番号 |
20K08212
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
家原 知子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20285266)
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研究分担者 |
柳生 茂希 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10572547)
吉田 秀樹 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10643546)
菊地 顕 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任講師 (40453104)
宮地 充 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40584983)
土屋 邦彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90381938)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 神経芽腫 / 分化 / miRNA / 小児腫瘍 |
研究開始時の研究の概要 |
①神経芽腫患者血清を用いたmiRNAアレイを行い、予後マーカーになりうる候補miRNAを抽出、腫瘍検体、細胞株を用いバリデーションを行う。各種神経芽腫細胞株を用い候補miRNAの機能解析を行う。 ②同意取得後の神経芽腫患者の血清をさらに増やしてmiRNA遺伝子の発現量の確認することでバリデーションを行い、候補遺伝子を絞り込む。 これら候補遺伝子の機能解析からmiRNA標的遺伝子に対する分子標的薬の検討を行う。さらに神経芽腫分化特異的miRNAを搭載したexosomeの抗腫瘍効果の検証を行う。
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研究成果の概要 |
神経芽腫患者血清を用いて、低リスクで優位に発現しているmiRNA候補4種に絞りこんだ。神経芽腫細胞株のレチノイン酸を用いた分化モデルにおいて、この候補miRNAが上清およびExosome 内に存在することを確認した。神経芽腫細胞株に候補miRNA mimic、miRNA inhibitorを導入し神経芽腫細胞が分化や増殖などの形態変化変化は見られなかった。分化の指標として、neurofilamentについて測定したところ、候補の1つの遺伝子導入においてneurofilamentが増加し、抑制においてneurofilamentが低下し、このX-miRNAは分化誘導に関与している可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経芽腫NBの特徴は、予後の多様性にあり、自然退縮するNBのマーカーは知られておらず、これを解明することで、無治療可能な腫瘍の判別が可能となり、新たな治療法の開発に繋げられ、重要な問いとなると考えられる。新たな非侵襲的な診断マーカー、予後マーカーに使えるだけでなく、NBの病態解明、新たな分子標的療法の開発につながることが期待出来る。
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