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遺伝性角化異常症における新規細菌叢特異的治療開発への戦略

研究課題

研究課題/領域番号 20K17316
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

村瀬 千晶  名古屋大学, 医学系研究科, 客員研究者 (10846611)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード遺伝性角化異常症 / 皮膚細菌叢 / 皮膚バリア機能障害 / 16SrRNA解析
研究開始時の研究の概要

外界から皮膚を守る皮膚バリア機能に生まれつき障害を有する,遺伝性角化異常症において,皮膚の細菌叢が与える影響を調べる。遺伝性角化異常症の方の皮膚では,健康な皮膚と比較し,バリア機能の障害から皮膚炎を起こしやすく,細菌の侵入が容易となるため、皮膚感染症を起こしやすい。本研究では皮膚細菌叢の解析を行うことで,細菌叢に応じたオーダーメイド治療の開発につながるデータを得ることを目的とする。

研究成果の概要

採取した皮膚細菌叢の検体につき様々なDNA抽出方法での条件検討を行い,最も効率的に皮膚常在細菌叢のDNAが得られる方法を確立し,DNA抽出を行った。得られたDNAを用いてMiSeqで16S rRNA解析を行い,個々の症例における菌叢解析の結果を集積した。細菌叢全体の遺伝子情報を解明することで,病型や臨床症状に応じた細菌叢構成の違いや特徴を評価した。多様な病型の検体を採取し,16S rRNA解析を行うことができたが,個々の症例数としては十分でなく,統合的なデータ解析を得ることは困難であった。研究期間終了後も,引き続き個々の病型や病型間の比較のためのデータ解析を進めていく方針である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では遺伝性角化異常症において,16S rRNA解析の手法を用いて皮膚マイクロバイオームの解析を行うことで,細菌叢特異的治療法の開発に直結する基礎的データを得ることを目的とした。外界から皮膚を守る皮膚バリア機能に生まれつき障害を有する,遺伝性角化異常症において,皮膚細菌叢(マイクロバイオーム)が与える影響に着目した。遺伝性角化異常症患者の皮膚では,健常人の皮膚と比較して,バリア機能の障害から皮膚炎を起こしやすく,細菌の侵入が容易となるため皮膚感染症に罹患しやすい。臨床症状の変化に伴う皮膚マイクロバイオームの変化を観察・評価することは,将来的な細菌叢特異的治療法への応用への基礎となる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 名古屋大学大学院医学系研究科皮膚科学分野のホームページ

    • URL

      https://www.med.nagoya-u.ac.jp/derma/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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