研究課題/領域番号 |
21K02789
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
石原 慎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (40329735)
|
研究分担者 |
中島 陽一 藤田医科大学, 医学部, 講師 (00367715)
近藤 康人 藤田医科大学, 医学部, 教授 (30301641)
森 雄司 藤田医科大学, 医学部, 講師 (40711867)
岡本 陽 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60436996)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 指導者養成 / アナフィラキシー / 食物アレルギー / 現職教育 / 講習会プログラム / プログラム評価 / 講習プログラム / 学校 |
研究開始時の研究の概要 |
食物アレルギーによる緊急時対応の実践的トレーニングを行う現場での指導者は少ない。学校の構造や構成は各校異なっており、緊急時対応をスムーズに行うためには、学校ごとにアレルギー緊急時対応体制の実践的トレーニングを行うプログラム開発と指導者育成が必要である。我々はこれまでに、患者の画像を用いたアレルギー症状の把握やチームトレーニングに重点を置いた実技を核として、現職教育研修プログラムを開発し実践した。このプログラムを基本として、学校毎にアレルギー緊急時対応実践トレーニングプログラムの構築と開催ができる指導者の養成を目的とする。
|
研究成果の概要 |
教員に対して、食物アレルギー対応講習会を在籍校で開催できる指導者を養成するための講習会プログラムの作成を行った。講習会プログラムは、2部構成とした。講習会の前半部分は、講義とシミュレーショントレーニングについて受講し、後半部分は、受講者が講師となり講習を行い、それに対してフィードバックを行うものとした。 研究期間全体として73名の指導者を養成した。そのうち15名に対して、在籍校で行われた講習会を観察し、受講生の能力評価を行った。受講生は、大部分で目標を達成できていた。ただし、知識の確認や問題点を明確にすることが一部の受講生で不足しており、指導者養成講習会の更なる改善が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が開発した指導者養成プログラムにより養成された指導者は、症状が出た患者の画像による症状の把握と実技実習を核とした、アレルギーの基礎知識の習得、アナフィラキシーの判断、学校の構造・構成に即した体制構築、緊急時対応のながれについての現職教育研修プログラムを、医師が行うと同様のレベルで繰り返行うことが可能となった。これにより、万が一、食物アレルギーが発症した場合でも、各学校の体制にあった緊急時の対応が迅速にできることが期待される。
|