研究課題/領域番号 |
21K18919
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分31:原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 浩之 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70216753)
|
研究分担者 |
柳衛 宏宣 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 客員研究員 (30212278)
|
研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | PET / FDG / RI / 蛍光体 / イメージング / 動態計測 / Radioisotope / 放射能 / グルコース / トレーサー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、現在、生物学・医学・薬学において広く用いられている、蛍光イメージングの根底にある信頼性、すなわち、忠実度がどれだけあり、どこまで得られた結果が信用できるものなのかについて再度問いかけなおす、という試みを行うものである。具体的には、いくつかの分子を対象として、RIイメージングと蛍光イメージングを系統的に比較し、これらの間の差異がどの程度生じるのかを明らかにすることを目的として、実験を実施するものである。
|
研究成果の概要 |
薬剤に蛍光物質を結合させた蛍光標識プローブは、取り扱いが簡便であるため広く用いられているが、蛍光物質である蛍光分子はサイズが大きく、また、極性を有していたりするので、生体内部での動態を変化させる可能性がある。特に生体内で、薬剤や対象分子が細胞に取り込まれたりする際の挙動が大きく異なると、その利用は限定的になると考えられる。本研究ではPETで描出可能なグルコース誘導体プローブである18F-FDGと他の蛍光標識プローブとの挙動を異なる腫瘍細胞を対象として、系統的、定量的に行ったところ、RI標識プローブと蛍光標識プローブの間で細胞内取り込みについて定量的に大きな差異が生じていることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現在、生物学・医学・薬学において広く用いられている、蛍光イメージングの根底にある信頼性、すなわち、忠実度がどれだけあり、どこまで得られた結果が信用できるものなのかについて再度問いかけなおす、という試みを行うものであるとともに、RIイメージングの可能性を再度提示するものである。
|