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刑務所出所者等に対する総合的就労支援システムの構築 ―官民協働体制を目指してー

研究課題

研究課題/領域番号 21K20202
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0108:社会学およびその関連分野
研究機関西南学院大学

研究代表者

中村 秀郷  西南学院大学, 人間科学部, 准教授 (30909693)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード更生保護 / 刑務所出所者等 / 就労支援 / 更生保護就労支援事業 / 保護観察 / 就労支援事業者機構 / 更生保護施設 / 協力雇用主 / 刑事司法 / 保護観察所
研究開始時の研究の概要

本研究は、刑事司法領域における有効な就労支援体制を検討することで、刑事政策の課題である再犯防止に貢献するものである。また、本研究は、刑事司法領域の就労支援に関して、これまで行われていなかった本格的な質的調査研究の実施を通して、刑事司法領域における就労支援の政策提言を行うことにより、今後の更生保護学、司法福祉学、社会福祉学などの学術的発展に寄与できると考えられる。

研究成果の概要

更生保護就労支援事業は、平成23(2011)年度の試行実施以降、実施庁が拡充され、令和4(2022)年度は25庁の実施体制となっている。本研究では、更生保護就労支援事業の受託団体が蓄積・実践してきた有効な支援アプローチを形式知として提示し、官民協働体制による効果的な就労支援の展開可能性について示唆を与えた。また、更生保護就労支援事業の実践現場からみた就労支援の現状と課題を明らかにした。さらに、更生保護の中心的な担い手である保護観察官の処遇における就労支援に対する意識を明らかにし、他機関連携及び支援者との協働、そして、社会内処遇における就労支援のあり方の一端を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、(1)刑務所出所者等に対する就労支援の制度・実態を多角的・総合的に検証することにより、刑事司法領域の就労支援の現状と課題及びその背景要因を明らかにし、有効な支援・課題解決アプローチを提示すること、(2)刑事司法領域の就労支援の実践への示唆及び政策提言を行うことである。本研究は、(1)刑事司法領域の就労支援に関する初めての本格的な質的調査研究である点、(2)刑事司法領域における就労支援の制度自体に内包される矛盾や課題を解明し、成功事例の一般化を試みる研究である点、(3)刑事司法領域で就労支援を担っている関係機関全体に焦点を当てた総合的研究である点が独創的な視点である。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 更生保護における就労支援の現状と課題2022

    • 著者名/発表者名
      中村 秀郷
    • 学会等名
      日本更生保護学会第11回大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 更生保護就労支援事業による就労支援の有効性に関する考察2021

    • 著者名/発表者名
      中村 秀郷
    • 学会等名
      日本更生保護学会第10回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 司法福祉・実戦と展望ー少年司法、刑事司法、医療観察、被害者支援ー2021

    • 著者名/発表者名
      伊藤冨士江 編著
    • 総ページ数
      299
    • 出版者
      ぎょうせい
    • ISBN
      9784324110669
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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