研究課題/領域番号 |
23520009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
原 塑 東北大学, 文学研究科, 准教授 (70463891)
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研究分担者 |
内海 朋子 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 准教授 (10365041)
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連携研究者 |
山本 愛実 玉川大学, 脳科学研究所, 研究員 (90534719)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 哲学 / 倫理学 / 刑法学 / 神経科学 / 哲学・倫理学 |
研究概要 |
本研究の目的は神経哲学において議論されてきた自然主義的な人格概念を幅広く調査し、その刑法学的意義を明らかにすることである。予備調査後、本格的に研究を実施したが、そこでは感情がもつ刑法的意味の解明に焦点を絞り、マーサ・ヌスバウムの『感情と法』で展開されている議論を、神経科学・哲学・刑法学の観点から検討することにした。その結果、明らかになったことは、以下通りである。裁判員裁判において法の専門知を持たない裁判員は、感情に導かれながら法的判断を下す傾向性を示すが、嫌悪にもとづく判断は法的判断として妥当性を欠く。というのも、嫌悪を伴う対人認知は、知覚対象を人格とはみなさない脱人格化作用をもつためである。
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