研究課題/領域番号 |
23791974
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
中村 朋子 (柳平 朋子 / 中村 朋子(柳平朋子)) 信州大学, 医学部, 委嘱講師 (90568411)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 正常眼圧緑内障モデルマウス / タクロリムス |
研究概要 |
細胞の生死にかかわるとされる NF-kBp50 欠損マウス(KO マウス)は、正常眼圧緑内障(NTG)モデルマウスともいうべき性質を備えている。アポトーシス関連因子であるカルシニューリン阻害剤であるタクロリムスの網膜神経節細胞(RGC)保護、再生について研究を進めた。年齢依存性にRGCが減少するKOマウスにタクロリムスを長期間腹腔内投与したところ、 RGC数、軸索数の減少は見られず、タクロリムスが神経保護に関与していることが示された。また、タクロリムスを長期投与したKOマウスでは、 RGCの増殖が認められた。網膜障害-再生モデルにおいては、bFGF の発現が多く認められた。以上より、 NTGモデルマウスを用いた実験によってタクロリムスの神経保護、再生の可能性が示唆され、bFGF がキー物質であることが示唆された。
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