研究課題/領域番号 |
24540400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
八柳 祐一 静岡大学, 教育学部, 准教授 (30287990)
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連携研究者 |
羽鳥 尹承 神奈川大学, 理学部, 非常勤講師 (80023729)
柳沢 卓 奈良女子大学, 理学部, 教授 (30192389)
大塚 浩史 金沢大学, 数物科学系, 教授 (20342470)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 自己組織化 / 2次元点渦系 / 絶対負温度 / Onsager理論 / インバースカスケード / 2次元乱流 / Fokker-Planck型衝突項 |
研究成果の概要 |
Nagasaki-Suzukiらによって数学的に予言されている,円形境界を有する2次元非粘性Euler方程式において,逆温度β=-8πm(m:自然h数)でm点爆発する平衡解を,動力学的に解釈するのが,本研究の目的である。 点渦系は,Euler方程式の第2項,div(uω)の効果により速い緩和を実現する。速い緩和の後,点渦群は,渦度の等高線と流れ関数の等高線が並行,すなわちdiv(uω)=0で特徴付けられる状態へ達する。この状態では,温度が異なる小領域が系内に散在し,各小領域の中では衝突項の効果はゼロになること,系の対称性により遅い緩和よりも更に遅い緩和がある可能性を発見した。
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