研究課題
基盤研究(C)
捕集剤における化学剤破過容量を算出し、最適な捕集剤としてTenax TAを選択した。Tenax TA捕集管を用いた化学剤の加熱脱着-GC/MS法を確立し、捕集管内における化学剤の経時変化や温湿度の影響について調べた。さらに、実際の大気試料を想定した気化化学剤の捕集分析を行い、その有用性を確認した。つづいて、試料濃縮用注射針NeedlExを気化化学剤の捕集分析に応用し、回収率や経時変化(安定性)、夾雑物混合気化試料中の化学剤分析について検討を行い、化学テロや異臭事案での現場資料採取での有効活用が期待される。