研究課題
基盤研究(C)
近年、動脈硬化や糖尿病などでその原因と密接に関連あるとされている、小胞体ストレスが肺の疾患とどのように関連があるのかを明らかにするのが目標である。小胞体ストレスとは、細胞にある小胞体において過剰な蛋白産生などのストレスがかかる状態であり、これが原因で炎症が起きたり、最終的には細胞死が誘導され、炎症性疾患や慢性疾患の原因となる。マクロファージの、炎症細胞を除去する機能は炎症を終息させ障害された組織を修復するのに重要であるが、これが小胞体ストレスによって有効に働かなくなるという仮説を証明した。また、そのメカニズムを、RhoAというシグナル伝達物質に着目して解明した。
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Respiratory Medicine
巻: 106 号: 12 ページ: 1800-1803
10.1016/j.rmed.2012.08.020
120006985828