研究課題
若手研究(B)
本研究では、無機化合物の結晶構造の制御可能な合成手法を開発し、無機カイラル磁性体の結晶と磁気構造のカイラリティ結合の検証を行うことを目的として研究を行った。得られた成果は大まかに2つに分けられる。第一に、無機カイラル結晶の結晶構造のカイラリティを制御した大型単結晶育成に成功した。第二に、カイラル磁気秩序の観測に成功した。粉末中性子回折測定によりCrTa3S6が数百nmもの周期を持つらせん磁気構造を形成することが判明した。また、偏極中性子回折測定において、磁場中において高次の磁気衛星反射がMnSiで観測された。これにより本物質はカイラル磁気ソリトン格子を形成することが判った。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (66件) (うち招待講演 1件)
Journal of the Physical Society of Japan: Conference Proceedings
巻: 2 ページ: 0102051-0102056
10.7566/jpscp.2.010205
Journal of Physics: Conference Series
巻: 502 ページ: 0120191-0120194
10.1088/1742-6596/502/1/012019
J. Phys.: Conf. Series
巻: 502 ページ: 1-4
10.1088/1742-6596/502/1/012044
Physical Review Letters
巻: 111 号: 19 ページ: 197204-197208
10.1103/physrevlett.111.197204
Angew. Chem. Int. Ed.
巻: 52 号: 33 ページ: 8718-8721
10.1002/anie.201303023
J. Magn. Magn. Mater.
巻: 347 ページ: 33-38
10.1016/j.jmmm.2013.07.019
Phys. Rev. Lett.
巻: 110 号: 7 ページ: 77205-77205
10.1103/physrevlett.110.077205
波紋
巻: 23 ページ: 29-35
130007510508
http://www.jsns.net/jp/
固体物理
巻: 47 ページ: 673-679
http://www.agne.co.jp/kotaibutsuri/kota1047.htm
Phys. Rev. B
巻: 86 号: 14
10.1103/physrevb.86.144413