関節リウマチ病態におけるＣ型レクチンの役割

• 研究課題/領域番号: 24791552
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 整形外科学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 小山田 亜希子(堀亜希子) (小山田 亜希子 / 堀 亜希子) 九州大学, 大学病院, 研究員 (30589461)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: C型レクチン / 関節リウマチ / Mincle

研究成果の概要

本研究では、関節リウマチ(RA)病態における滑膜マクロファージのC型レクチンであるMincleの関与について検討を行った。
野生型(WT)マウスとMincle遺伝子欠損(Mincle KO)マウスにコラーゲン誘導性関節炎(CIA)を誘導したところ、WTマウスに比してMincle KOマウスでは関節炎症が減弱しており、CIAモデルにおいてMincleが病態形成にかかわっていることが考えられた。健常人の末梢血のリンパ球においては、LPSの濃度依存的にCD14陽性単球系細胞でのMincleの発現上昇が認められた。一方で、RA患者の末梢血などでは明らかなMincleの発現は認められなかった。

研究成果

• [雑誌論文] Successful in vitro culture of synovial explants from rheumatoid arthritis at the air-liquid interface. (2015)
  • 著者名/発表者名: Sakuraba K, Fujimura K, Nakashima Y, Okazaki K, Fukushi JI, Ohishi M, Oyamada A, Esaki Y, Miyahara H, Iwamoto Y, Yoshikai Y, Yamada H.
  • 雑誌名: Arthritis Rheumatol. 巻: 67 号: 4 ページ: 881-892
  • DOI: 10.1002/art.39019
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] CD30 ligand is a new therapeutic target for central nervous system autoimmunity. (2015)
  • 著者名/発表者名: Shinoda K, Sun X, Oyamada A, Yamada H, Muta H, Podack ER, Kira J, Yoshikai Y.
  • 雑誌名: Journal of Autoimmunity 巻: 57 ページ: 14-23
  • DOI: 10.1016/j.jaut.2014.11.005
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Tyk2-Dependent Bystander Activation of Conventional and Nonconventional Th1 Cell Subsets Contributes to Innate Host Defense against Listeria monocytogenes Infection. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hashiguchi T, Oyamada A, Sakuraba K, Shimoda K, Nakayama KI, Iwamoto Y, Yoshikai Y, Yamada H.
  • 雑誌名: J Immunol. 巻: 192 号: 10 ページ: 4739-4747
  • DOI: 10.4049/jimmunol.1303067
  • 査読あり
• [雑誌論文] C-Type lectin is an FcRr-coupled receptor that mediates the adjuvanticity of mycobacterial cord factor (2013)
  • 著者名/発表者名: Miyake Y, Ynmasaki S, et al.
  • 雑誌名: Immunity 巻: 38 号: 5 ページ: 1050-62
  • DOI: 10.1016/j.immuni.2013.03.010
  • 査読あり
• [雑誌論文] CD4 T cell-intrinsic IL-2 signaling differentially affects Th1 and Th17 development. (2013)
  • 著者名/発表者名: Fujimura K, Oyamada A, Iwamoto Y, Yoshikai Y, Yamada H
  • 雑誌名: J Leukoc Biol 巻: 94 号: 2 ページ: 271-279
  • DOI: 10.1189/jlb.1112581
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of adalimumab administration in bio-naïve and bio-switch rheumatoid arthritis patients in daily clinical practice : two-year results from single center. (2013)
  • 著者名/発表者名: Tashiro Y, Nakashima Y, Okazaki K, Mawatari T, Fukushi J, Ohishi M, Oyamada A, Yamada H, Iwamoto Y.
  • 雑誌名: Fukuoka Igaku Zasshi. 巻: 104 ページ: 413-23
  • 査読あり
• [学会発表] 大石 正信, 中島 康晴, 久保 祐介, 岡崎 賢, 福士 純一, 小山田 亜希子, 岩本 幸英 (2014)
  • 著者名/発表者名: 強直性脊椎炎の外科的治療
  • 学会等名: 第42回日本関節病学
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-11-06 – 2014-11-07
• [学会発表] 関節リウマチ滑膜組織培養法の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 櫻庭 康司, 藤村 謙次郎, 宮原 寿明, 江崎 幸雄, 中島 康晴, 岡崎 賢, 福士 純一, 大石 正信, 田代 泰隆, 小山田 亜希子, 岩本 幸英, 山田 久方
  • 学会等名: 第87回日本整形外科学会学術総会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2014-05-22 – 2014-05-25
• [学会発表] 櫻庭 康司, 藤村 謙次郎, 中島 康晴, 岡崎 賢, 福士 純一, 大石 正信, 田代 泰隆, 小山田 亜希子, 橋口 智光, 江崎 幸雄, 宮原 寿明, 岩本 幸英, 吉開 泰信, 山田 久方 (2014)
  • 著者名/発表者名: 関節リウマチ滑膜組織培養法の開発
  • 学会等名: 第58回日本リウマチ学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-04-24 – 2014-04-26
• [学会発表] CD30 ligand is a target for a novel biological therapy against experimental autoimmune encephalomyelitis (2013)
  • 著者名/発表者名: Shinoda Koji, Sun Xun, Oyamada Akiko, Yamada Hisakata, Kira Jun-ichi, Yoshikai Yasunobu
  • 学会等名: 第42回日本免疫学会学術集会
  • 発表場所: 千葉）
• [学会発表] 自己II型コラーゲンの糖鎖修飾が自己免疫寛容に及ぼす影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田久方, Backlund Johan, 小山田亜希子, Holmdahl RIkard, 吉開泰信
  • 学会等名: 第41回日本臨床免疫学会総会
  • 発表場所: 下関
• [学会発表] 難治性の膝関節滑膜炎を来したサルコイドーシスの1例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 廣瀬毅, 田代泰隆, 山田久方, 井浦国生, 中島康晴, 岡崎賢, 福士純一, 大石正信, 小山田亜希子, 小田義直, 岩本幸英
  • 学会等名: 第126回西日本整形・災害外科学会学術集会
  • 発表場所: 宇部
• [学会発表] 異なるTh1細胞サブセットの分化、機能におけるTyk2の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋口智光, 小山田亜希子, 櫻庭康司, 吉開泰信, 山田久方
  • 学会等名: 第24回日本生体防御学会学術総会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] IL-21シグナルはコラーゲン誘導関節炎の発症に重要な役割を果たす (2013)
  • 著者名/発表者名: 櫻庭康司, 小山田亜希子, 藤 謙次郎, 橋口智光, 岩本幸英, 吉開泰信, 山田久方
  • 学会等名: 第57回日本リウマチ学会総会・学術集会 第22回国際リウマチシンポジウム
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] IL-21シグナルはコラーゲン誘導性関節炎の発症に重要な役割を果たす (2013)
  • 著者名/発表者名: 櫻庭康司, 小山田亜希子, 藤村謙次郎, 橋口智光, 岩本幸英, 吉開泰信, 山田久方
  • 学会等名: 第57回日本リウマチ学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] IL-21 plays critical role in the production of pathogenic autoantibody in a murine autoimmune arthritis (2012)
  • 著者名/発表者名: Yamada H, Sakuraba K, Oyamada A, Nakamura R, Fujimura K, Yoshikai Y
  • 学会等名: 第41回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 神戸