研究課題
基盤研究(C)
独自に設計・製作した固体酸化物形燃料電池(SOFC)単セル評価ユニットとSOFC単セル評価システムを用いて、最大90%の酸素利用率でSOFC単セルの発電が可能であることを世界で始めて実証した。空気を酸化剤に用いて酸素利用率70%で発電を行うと、酸素不足によるカソードの劣化が原因と考えられるセル電圧の低下が起こる。酸素利用率を90%まで上昇させると、セル電圧の低下は増加する。カソードの劣化は、発電に使用したSOFC単セルの電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)の分析結果からカソード材料のランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)のストロンチウム原子の移動により起こると考えられる。
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