研究課題
基盤研究(C)
脂肪細胞は余剰エネルギーにより肥大化すると、アディポカイン分泌異常などにより代謝調節機能が障害されメタボリックシンドロームや糖尿病を発症する。我々は、肥満ラットの内臓脂肪組織からホモフィリックな細胞接着に関わる細胞接着分子ACAMを発見した。脂肪細胞でACAMを過剰発現したマウスを高脂肪高蔗糖食で飼育すると、肥満、糖尿病の発症が予防された。このマウスでは脂肪細胞同士がACAMにより接着し、その接着部位に表層アクチン(F-actin)を形成し、電子顕微鏡で同部位にzonula adherens形成を認めた。ACAMは細胞接着と表層アクチン形成により脂肪細胞肥大化を抑制し、肥満や糖尿病を予防する。
すべて 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)
Diabetes
巻: 65(5) 号: 5 ページ: 1255-1267
10.2337/db15-1304
Sci Rep
巻: 6 号: 1 ページ: 21721-21721
10.1038/srep21721
120005728628
巻: 5 号: 1 ページ: 16920-16920
10.1038/srep16920
120005697274
Metabolism
巻: 未定 号: 6 ページ: 677-88
10.1016/j.metabol.2015.02.004
巻: 64(4) 号: 4 ページ: 489-97
10.1016/j.metabol.2014.12.003