研究課題/領域番号 |
26580045
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 信博 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 助教 (90345843)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 鬼子母神 / 植物の擬人化 / 百鬼夜行 / 釈尊 / 水陸斎 / 行列する異形・異類 / 動植物の擬人化 / 百鬼夜行絵巻 / 水陸斎の思想 / 是害坊絵巻 / 草木国土悉皆成仏 / 付喪神 / 草木国土悉皆成仏思想 |
研究成果の概要 |
この中国の絵巻は、異類・異形を描く作品である。特にギメ美術館の「水陸斎図」(15世紀)は水を象徴する龍、土、牡丹、蕪、空気なども擬人化されて描かれている。さらに、同美術館の「掲鉢図」(16世紀)は、楓、桃の花、笹、竹などが擬人化されて描かれ、老若男女の区別もされている作品である。また、絵巻の特徴は、右から左方向に見るのが通常であるが、他の美術館蔵本には、左から右に向って、異形・異類が行列する描かれ方をしている作品があることが分かった。異本「百鬼夜行絵巻」には、蕪や牡丹の擬人化が描かれ、右向きの行列で描かれる作品もあることから、中国と日本の擬人化に関して、他の作品と共に影響の度合いを考察した。
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