研究課題
若手研究(B)
グラフ上の離散ラプラシアンのスペクトルは、物質中を運動する自由粒子のエネルギーを表し、ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)は巨視的数の粒子が最低エネルギーの状態に落ち込む現象である。この場合、グラフは物質の構造を表す。本研究では、無限グラフ上のラプラシアンのスペクトルとグラフの形状の関係を明らかにし、BECが起きるようなグラフの例を構成した。副産物として、ラプラシアンに相互作用項を加えた離散ラプラシアンやランダムウォークの量子版である量子ウォークのスペクトルの構造も明らかになった。特に、量子ウォークの長時間極限分布を与える弱収束定理も証明した。
すべて 2018 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 1件)
Letters in Mathematical Physics
巻: 印刷中 号: 1 ページ: 61-88
10.1007/s11005-018-1100-1
Discrete & Continuous Dynamical Systems - A
巻: 38 号: 7 ページ: 3687-3703
10.3934/dcds.2018159
巻: 108 号: 2 ページ: 331-357
10.1007/s11005-017-1008-1
Quantum Information Processing
巻: 16 号: 8
10.1007/s11128-017-1653-4
Journal of Mathematical Analysis and Applications
巻: 446 号: 2 ページ: 1863-1881
10.1016/j.jmaa.2016.09.063
巻: 15 号: 1 ページ: 103-119
10.1007/s11128-015-1183-x
Quantum Studies: Mathematics and Foundations
巻: 3 号: 1 ページ: 11-30
10.1007/s40509-016-0070-1