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東アジア諸国の法体系の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60410007
研究種目

一般研究(A)

配分区分補助金
研究分野 東洋史
研究機関筑波大学

研究代表者

大藪 正哉 (大薮 正哉)  筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (30015820)

研究分担者 高橋 進  筑波大学, 哲学思想学系, 教授 (40015368)
西澤 龍生  筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (80086199)
片岡 一忠  筑波大学, 歴史人類学系, 助教授 (50092515)
安藤 正士  筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (90132977)
井上 辰雄  筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (00091885)
北見 俊夫  筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (60110574)
研究期間 (年度) 1985 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1985年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
キーワード東アジア諸国 / 法体系
研究概要

下記の七つの研究班において、それぞれ研究を進めと同時に、全体の研究会において討論を行った。
(1)中国の法体系研究班では、中国の法体系の座標軸を唐の李林甫らが選した唐律疏議に設定し、古代から近代に至る中国の法体系の変化の部分についての討論を行うと同時に、東アジア諸国の法体系との比較検討を行った。討論の結果、東アジア諸国の法体系は、基本的には、中国の法体系の座標軸に設定した唐律疏議の法体系に依拠していることは、否定することはできないが、細部にわたる部分を比較検討してみると、それぞれの民族意識の相違と、それぞれの国の歴史の相違が、かなりの影響を及ぼしていると結論せざるを得ないということで意見が一致した。
(2)中国の法思想研究班では、中国の法思想は、伝統的な政治理念である儒教思想によって規定されていると考えられているが、遊牧民族の法思想は、生活様式と歴史の相違から規定されており、中国の法体系に影響を及ぼした部分があることは十分に認められなければならないとした。
(3)北アジア諸国の法体系研究班では、モンゴル民族の法体系と法思想が元朝の法体系に影響したことを具体的資料によって明らかにした。
(4)朝鮮の法体系研究班では、李退溪における法思想の検討を行うことによって、中国の法体系との比較検討を行い、具体的事例を示した。
(5)日本の法体系研究班では、日本の律令制定期における具体的な事例研究を通して、中国の法体系との比較検討を行った。
(6)日本の法思想研究班では、日本神道の思想が、どこまで中国の法思想とかかわりを持ったかについて検討し、日本民族の特質を指摘した。
(7)ヨーロッパ諸国の法体系と比較検討班では、古代イスラエルの王権に関する具体的事例を取り上げて、その特質と相違点について討論し中国の法体系とは、かなり異なる要素があることが指摘された。

報告書

(4件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (27件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (27件)

  • [文献書誌] 長瀬守: 昭和63年度研究成果報告書. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 井上辰雄: 昭和63年度研究成果報告書. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田寅: 昭和63年度研究成果報告書. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 北見俊夫: 昭和63年度研究成果報告書. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋進: 昭和63年度研究成果報告書. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 石田友雄: 昭和63年度研究成果報告書. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 井上辰雄: 田村円澄先生古稀記念論集. 395-421 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 井上辰雄: 鶴岡靜夫編『古代氏族の研究』. 111-143 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 井上辰雄: 遠藤元男先生喜寿記念論集. 98-133 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 北見俊夫: 古事紀研究. 17-35 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤晋平: 中国古代北方文化史会議報告. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 田中通彦: 第9回李退溪国際学会報告. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 石田友雄 監修,ヘンク・ヤーヘルスマ 著: "旧約聖書時代のイスラエル史" 山川出版社, 401 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 田村円澄 編,井上辰雄 他: "古代を考える大宰府" 吉川弘文館, 264

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 井上辰雄: 『古代中世の政治と地域社会』所収. 4-47 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 北見俊夫: 交通史研究. 17. 1-16 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 片岡一忠: 大阪教育大学『歴史研究』. 24. 45-70 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Shinpei Kato: The Pleistocene Perspective,【II】.London. 171-174 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石田友雄: オリエント. 29-2. 1-14 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋進: 比較思想研究. 2. 24-36 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 安藤正士 他: "文化大革命と現代中国" 岩波書店, 228 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 西澤龍生: "史の辺境にむけて" 末来社, 412 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] "日本民俗文化大系11巻" (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] "北方文化調査報告" (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] "時代区分の思想" (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] "中国近現代史論集" (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] "Supplements to Vetus Testamentum 【XXXVI】" (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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