研究課題/領域番号 |
60440051
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
入江 五朗 北海道大学, 医学部, 教授 (30001788)
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研究分担者 |
榎戸 武揚 北海道大学, 工学部, 助教授 (10001992)
有本 卓郎 北海道大学, 医学部・付属病院, 講師 (50168027)
TSUJII Hirohiko Particle Radiotherapy Center, Tsukuba University
MIZOE Jun-etsu Hokkaido University School of Medicine
辻井 博彦 北海道大学, 医学部, 助教授 (50088853)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 不均等照射 / 篩照射 / マイクロビ-ム照射 / スリットビーム / マイクロ篩照射 / 不均等線量分布 / 電子線照射 / 陽線スリット照射 / マイクロ節照射 |
研究概要 |
40MeVの陽子線と45MeVの電子線のマイクロビ-ムを用いて、不均等線量分布の放射線照射が及ぼす生体への影響を研究した。 生物効果の指標には30日迄の50%致死線量、皮膚反応及び移 腫瘍の局所治癒率を用いた。実験動物にはマウスとラットを用いた。 研究結果は以下の通りであった。 1)腫瘍の局所治癒率(又は再発率)は腫瘍内の最低線量に強く依存している。この最低線量の容積が1mm以下の場合迄これが証明された。 2)30日50%致死線量は総吸収線量にのみ依存し非照射部が照射部の倍になってもこの事実のあることが証明された。 これらの結果は、本研究の作業仮説を否定するものであり、残念であった。作業仮説は非照射部が小さければその存在は腫瘍の局所治癒率に影響しないことと、非照射部の存在が正常組織の障害を少なくすることの二点であった。
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