研究課題/領域番号 |
61060002
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
林 知己夫 統計数理研究所, 名誉教授 (50000188)
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研究分担者 |
林 文 東洋英和女学院大学, 人文学部, 助教授 (00180977)
佐々木 正道 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30142326)
鈴木 達三 統計数理研究所, 領域統計研究系, 教授 (90000190)
三宅 一郎 神戸大学, 法学部, 教授 (60066157)
吉野 諒三 統計数理研究所, 領域統計研究系, 助手 (60220711)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
129,500千円 (直接経費: 129,500千円)
1990年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1989年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1988年度: 40,000千円 (直接経費: 40,000千円)
1987年度: 60,500千円 (直接経費: 60,500千円)
1986年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
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キーワード | 連鎖的比較調査分析法 / 意識の国際比較方法論 / 統計的社会調査法 / 多次元的デ-タ分析法 / 日本人の国民性調査 / 時系列調査 / 社会調査分析ソフト / 日本・アメリカ・ハワイ・イギリス・ドイツ・フランス / 国際比較調査 / 連鎖的調査方法 / アメリカ調査 / ハワイホノルル調査 / ヨーロッパ3か国調査(仏、独、英) / 連鎖的比較調査法 / 国際比較方法論 / 統計的データ解析法 / 多種並列型データ総合分析システム / Multi-PASS / 新しい統計的社会調査法 / 多重並列型データ総合分析システム |
研究概要 |
01 この研究の目的は、異なる文化圏に属する人々の意識構造の比較研究のための方法論を確立し、それを具体的に適用して国際理解、国際協力の基磯となるべき基磯的知見を得ることである。連鎖的国際比較調査方法とそれに基づく統計的デ-タ解析法がこの中心的役割をなす。 02 対象の国としては、日本、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、(ハワイを 含む)をとりあげ、国による連鎖を形成した。次に、質問内容に関して、連鎖的国際比較を効果的にするため、対象国に関する情報を収集、各国に共通すると思われる質問群、各国同一の質問群を作った。これを各国語に翻訳し、準備調査、再翻訳、各国研究者との意見交換などを通して、検討を重ね、各国版の質問票を作成した。各々の国・場所における最適な標本計画をたて、これに基づいて標本を抽出し、これに対して1対1面接法により調査を実施した。得られたデ-タから、分析のためにふさわしい共通ファイルを作成し、デ-タ分析を行なった。また、比較分析を容易にするためのコンピュ-タソフト‘多重並列型デ-タ統合分析システムMultiーPASS'を開発した。 3 通常の分析法のほか、ダイナミックな立場から考えの筋道を明らかにする数量化の方法を用い、各国の意識の同じところ、異なっているところを明らかにした。ここで出てきたことは、従来言われていたことの確認にとどまらず、さらに従来の考え方では考え及ばなかった深い知見が得られ、キメの細かい結果を得ることができた。こうして、国際比較の連鎖的調査分析法の有効性を確認することができ、連鎖的国際比較の方法が確立した。 4 本研究の報告書は5部構成で、資料を加え合計20分冊となる。これに参考資料をつけた。将来の研究の継続に対して、比較の根拠となり、研究の積み上げ、経験の蓄積を可能にする土台となるものである。
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