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空間記憶における尾状核の役割に関する生理心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62510068
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関中央学院大学

研究代表者

益田 良子  中央学院大学, 商学部, 講師 (60192332)

研究分担者 岩崎 傭男 (岩崎 庸男)  筑波大学, 心理学系, 教授 (70092509)
IWASAKI Tuneo  The University Tukuba, Instutute of Psychology・Professor
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードラット / 尾状核損傷 / 空間記憶課題 / 作業記憶 / 遅延見本合わせ反応 / 尾状核 / 空間記憶 / 損傷実験
研究概要

ラットの空間記憶における尾状核の役割について、損傷実験を行なって検討した。結果を要約すると以下の通りである。
1.視覚手がかりを豊富にした実験事態においても、尾状核損傷は、放射状迷路課題の保持を阻害したが、それは、移動運動やその抑制に対する阻害に基づくものではなかった。
2.尾状核損傷の放射状迷路課題に対する阻害効果は、照明が明るく、視覚手がかりの豊富な条件で大きいが、運動手がかりに依存しているような事態でも、阻害が認められる。
3.尾状核前頭部に対する損傷は、参照記憶のみで遂行が可能な反応学習課題の習得や場所学習課題の習得は妨げない。尾状核後部に対する損傷は、反応学習課題の習得を阻害するが、場所学習課題の習得は阻害しない。
4.尾状核前頭部に対する損傷は、典型的な作業記憶課題である遅延見本合わせ反応の保持を阻害する。
以上の結果から、尾状核損傷の阻害効果には、放射状迷路以外の空間課題についても部位差があると言えよう。
また、尾状核の前頭部は、作業記憶に関与していると考えられよう。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 益田良子: 中央学院大学教養論叢. 1. 45-58 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masuda, Yoshiko: "Effects of caudate lesions on retention of radial-maze task in rats." The Chuo-gakuin University Review of Faculty of Liberal arts.1. 45-58 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 益田良子: 中央学院大学教義論叢. 1. 45-58 (1963)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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