平面の特異3-WEB構造の曲率形式の簡明な計算法を確立した。平面のWEB 構造とは葉層、すなわち平面の曲線の一次元族による埋め尽くしの構造が3つ以上重なり合ってできる幾何構造である。この構造は波の重なり等、自然界の至るところに見ることができる。この構造の標準的モデルは、3つの平行線族からなるものであり、その構造はヘキサゴナルWEBとよばれるが、一般にほとんどのWEBはそれから位相的なズレが存在する。そのズレを定量化するものが、WEB曲率形式である。この曲率形式は、1930年頃にブラシュケにより非特異なWEB構造に対して与えられた。本研究では特異WEB構造にたいし曲率形式の公式を与えた。
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