金属鏡を用いた分光観測専用の天体望遠鏡システム構築のための要素技術を検討・開発した。高精度に切削加工された(2μm rms)軽量な(17 kg)アルミパネル(主鏡直径2.1m・焦点距離3.5m用の8分割鏡)をピッチ盤と耐水ペーパー(#2000-5000)や研磨剤(粒子径3μm)を用いて研磨し、0.5μm rms(結像性能約10秒角)の鏡面精度を得た。最終段階はバフ研磨を行い、反射率60%を得た。 当初目標の3秒角と比べて約3倍悪く、今後に課題を残す結果となった。光ファイバーを用いて主焦点部と低分散分光器とを結び、試験観測を行った。
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