脂肪組織リンパ集積(FALC)に存在する新規のリンパ球として見出されたナチュラルヘルパー(NH)細胞は、肺や腸管、皮膚などの非リンパ組織にも存在する。本研究では、非リンパ組においてFALCのようなNH細胞のニッチが存在するか解析を行った。マウスへのアレルゲンの点鼻投与により、肺NH細胞が活性化し、肺への好酸球の集積を誘導する。好酸球欠損マウスでは、NH細胞の活性化が減弱することから、NH細胞が好酸球と直接相互作用していることが明らかとなった。好酸球の集積は肺に点在することから、この好酸球集積がアレルギー病態におけるNH細胞のニッチとして働く可能性が示唆された。
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