人類を含む生物は傷の回復具合を痛みの減少などで知ることができ、その治りの具合を他者に言葉や他の表現として伝えることができる。このように自身にかかるストレスや傷の治り具合などを表現し、他者に伝えることのできる自己発言材料の開発を目指した。まず自己発言材料に使用する相互作用として層状無機化合物マイカがカチオンを取り込むインターカレーションに注目した。このインターカレーション能を利用して簡便化つ強固にヒドロゲルどうしを接着できることを発見した。現在はこれらを利用して自己発言材料の開発に取り込んでいる。また、光刺激によって凝集し、優れた熱応答性を発現するマイクロゲルの開発も行った。
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