近年増加傾向にあるメニーコアプロセッサを用いた計算環境において、その性能を引き出すためにはVector Processing Unit (VPU)を効率良く利用することが重要である。しかし、VPUの効率的な利用にはハードウェアやコンパイラに関する知識が必要であり、またプログラムのデータ構造の変更などが往々にして必要となる。 本研究では、データ構造を抽象化するためのコンパイラ指示文の提案と、その指示文を解釈するトランスレータの開発、自動ベクトル化を促進するフレームワークデザインの提案と、そのデザインに則った境界要素法向けのフレームワークの開発を行った。
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