研究成果の概要 |
(1) In vitro, 粒径の安定した新規DEBの作製:ミリプラチン(MPT),リピオドール(LPD)とポリカプロラクトン(PCL)を,加熱混合し、複合材料MPT/LPD/PCL複合材料を作成した.マイクロ流体装置の各種条件(管径,粘度,流速など)の調整と最適化により,X線視認性を有し,制御可能な生体内分解性と薬剤徐放性を有する球形塞栓物質(Drug-eluting beads: DEB)を開発した. (2) In vivo, 生体内でのDEBのX線視認性の評価:ウサギ生体に対する肝動脈化学塞栓術において,X線視認性に手技上の問題はなく,臨床に応用可能なDEBとしての機能が確認された.
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