研究課題
基盤研究(C)
メモリのリソースの制限があるモバイル環境でリアルタイムプロセスと非リアルタイムプロセスを同時に実行する場合を対象に、各プロセスの要求に効率的に対応できるメモリ管理手法を提案し、提案したメモリ管理手法を搭載したリアルタイムOSを開発した。リアルタイムプロセスのデッドラインを保障するための必要な最小メモリ量を動的に予測してメモリを割り当て、それ以外のメモリを非リアルタイムプロセスに割り当てることによって、リアルタイムプロセスのデッドラインを守るとともに非リアルタイムプロセスの終了時間を短縮した。
情報学
高性能のスマートフォンの急速な普及により、モバイル環境で多様なプログラムを同時に実行するマルチプロセシング技術が一般的になっていて、円滑なプログラムの実行に関する要求が増えている。本研究で開発したリアルタイムOSはこのような要求を満足させるとともに、提案するメモリ管理方式はリアルプロセスと非リアルプロセスが混在する環境で有効であると考えられる。