幼児期の日常の身体活動量に関する研究は、近年歩数に加え、運動強度が注目され、加速度計を利用した研究が進められてきている。しかし、幼児に加速度計を装着し、数日間連続して日常の身体活動量を測定することは困難である。また、年間の変動や季節要因に関するこれまでの研究では、質問紙法が用いられるか、1週間程度歩数を測定し、比較検討するにとどまっている。しかし、本研究では、長期間(1年以上)継続して歩数や運動強度を測定し季節要因、体力や生活習慣との関連を確認した。これまで明らかにできていなかったが、幼児の日常の身体活動量について客観的な知見を得ることができた。
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