• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

理系女性研究者の出産・育児と多様なキャリアの形成に関する縦断研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H00900
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関同志社大学

研究代表者

藤本 哲史  同志社大学, 政策学部, 教授 (50278313)

研究分担者 古田 克利  立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (20612914)
富田 真紀子  名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (40587565)
加藤 容子  椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (80362218)
篠原 さやか  愛知淑徳大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (90618224)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード理系女性 / キャリア形成 / キャリアパス / ライフイベント
研究成果の概要

本研究は理系女性のキャリア形成に着目し、彼女らの多様なキャリア形成と社会における活躍を促進する要因を明らかにすることを目的としている。本研究の結果、全般的に理系女性は男性よりも自律的かつ柔軟なキャリアを志向する傾向にあること、また男女に共通して、将来のキャリアに向けた準備を行ったり新たなスキルを学ぶなど、キャリアの変化に適応するための行動をとる傾向は弱いものの、子育て役割を担う女性ほど将来の自身のキャリアに適応するための心理的準備があること等が明らかになった。本研究により、家族におけるケア役割を担う理系女性に対する自律的かつ柔軟なキャリア形成の支援の重要性が示唆された。

自由記述の分野

組織心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国では理系領域の女性の心理に着目した研究は少ないが、彼女らが子育て等のライフイベントの経験を通してどのようにキャリアを展望するかを探ることは、女性のキャリア行動を学術的に理解するうえで重要である。また、子育て等のライフイベントは女性のキャリアを制約するだけではなく、むしろ女性が新たなキャリアの方向性を考える機会になるとも考えられ、そのような経験は、特定の職域に囚われない、個人の能力や専門性を活かしたキャリア開発につながる可能性もある。理系女性の家族的責任と柔軟なキャリア形成の関係性を取り上げる本研究には、女性のキャリア形成の多様化の検討に資する社会的意義がある。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi