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2020 年度 研究成果報告書

低酸素腫瘍に対する新たな治療戦略の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02757
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関福島県立医科大学 (2020)
北海道大学 (2018-2019)

研究代表者

志賀 哲  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80374495)

研究分担者 安井 博宣  北海道大学, 獣医学研究院, 准教授 (10570228)
竹内 啓  北海道大学, 医学研究院, 助教 (30374515)
久下 裕司  北海道大学, アイソトープ総合センター, 教授 (70321958)
趙 松吉  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80374239)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード低酸素 / 放射線治療 / PET / 化学療法 / 低酸素改善 / エリブリン / 抗腫瘍効果
研究成果の概要

「エリブリンが腫瘍の低酸素状態を改善するか?」「化学療法や放射線治療の効果をどの程度改善するか?」「その結果、予後を改善するのか?」の3つの疑問に対し、動物実験および臨床試験を計画した。
ヒト乳癌細胞を移植した動物実験では、1)エリブリンは腫瘍の低酸素状態を改善し、2)放射線治療後の腫瘍の成長を有意に遅らせ、3)生存率を有意に向上させる事を示す事ができた。また、エリブリンが用量依存的に腫瘍の酸素化を改善し、投与後7日後の酸素化が最大であった事が解った。
ヒトでの試験は特定臨床試験を予定していたが、POC取得はできなかった。

自由記述の分野

核医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

エリブリンは腫瘍の低酸素状態を容量依存的に改善し、2)放射線治療後の腫瘍の成長を有意に遅らせ、3)生存率を有意に向上させる事を示す事を動物実験で示す事が可能であった。エリブリン併用の放射線治療を行う事により、低酸素状態が強いと考えられる壊死等を伴った腫瘍に対し腫瘍縮小効果や生存率の改善がみこめる可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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