研究課題
基盤研究(C)
本研究は、研究期間中および過去の調査航海から得られた試料の顕微鏡観察を行い、西部北太平洋亜熱帯域における動物プランクトンの種多様性を明らかにした。研究は大きく3つに分けられ、(1) 西部北太平洋亜熱帯外洋域における動物プランクトンの種多様性、(2) 相模湾沖合域における浮遊性刺胞類の種多様性と季節的消長、(3) 時系列観測点S1(30N, 145E)における浮遊性刺胞類の種多様性と鉛直分布を明らかにした。
海洋生態学
西部北太平洋亜熱帯の沖合および外洋域では、動物プランクトンの種多様性と生態に関する研究はこれまで乏しかった。本研究で行った(1)出現種リストアップ、(2)種多様性や分布の時間的・空間的な変動およびその要因の考察、(3)研究が遅れていたニューストン性種や中層性種を含む解析、は外洋域における生物多様性研究に新たな知見を与えるものである。