研究課題/領域番号 |
18K10240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 名桜大学 (2022-2023) 神戸市看護大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
グレッグ 美鈴 名桜大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60326105)
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研究分担者 |
脇坂 豊美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (50315321)
林 千冬 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60272267)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | プロアクティブ行動 / 新卒看護師 / 先輩看護師 / 職場適応 / 教育実践ガイド |
研究成果の概要 |
新卒看護師のプロアクティブ行動として、「先輩看護師と良好な関係を築く努力」「病棟の暗黙のルールの理解」などが行われていること、先輩看護師は、プロアクティブ行動に関して「看護師として働く熱意」と「病棟の一員として望ましい態度」の視点から評価していることが明らかになった。またプロアクティブ行動に影響する要因は、学習への積極性、情緒的コミットメントなどであった。 研究結果などに基づく指導困難事例を用いたフォーカスグループインタビューから「新卒看護師のプロアクティブ行動を促すスタッフナースのための教育実践ガイド」を作成した。主な内容は、指導困難事例への対処からプロアクティブ行動を促す方策である。
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自由記述の分野 |
看護教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロアクティブ行動は職場適応に寄与するが、新卒看護師がそれを行うことは容易ではない。このような状況下で、本研究の学術的意義は、新卒看護師のプロアクティブ行動の現状と課題、およびそれに関する先輩看護師の評価の視点が明確になったことにある。 本研究で作成した「新卒看護師のプロアクティブ行動を促すスタッフナースのための教育実践ガイド」は、具体的な指導場面を用いて、プロアクティブ行動を促す方策を示したものである。したがって、臨床実践現場で容易に活用できる内容となっている。この教育実践ガイドを活用することで、新卒看護師のプロアクティブ行動による職場適応を促進し、看護の質の向上につながる社会的意義がある。
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