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2020 年度 研究成果報告書

ワイヤレスネットワーク上の組み込みコンピュータを 分散オブジェクト化する研究開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11286
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発

研究代表者

金谷 範一  一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 総合科学研究センター, 特任研究員 (20150013)

研究分担者 佐藤 繁  一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 総合科学研究センター, 主任研究員 (10005796)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードmeasurement system / distributed oject model / embedded computers / computer network / control system / Remote Method Invocation
研究成果の概要

組み込みコンピュータ用にJava Remote Method Invocation(RMI,遠隔メソッド呼び出し)オブジェクトと互換性がある非同期遠隔オブジェクトプロトコルモデルを設計開発した.組み込みコンピュータが収集制御するデータはRMI遠隔オブジェクトとして機能する(組み込み分散オブジェクトモデル).クライアントは遠隔メソッド呼び出しを実行しても,他のジョブを並行で継続でき,後で実行完了通知を確認できる.組み込みコンピュータ(48MHz)上およびRMIサーバ(3.1GHz)上の遠隔呼び出しの実行時間をWLAN上で計測した結果,RMIの1.67から15.4%の高速動作時間を達成した.

自由記述の分野

コンピュータサイエンス 分散オブジェクト ネットワーク 計測制御

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究による組み込み分散オブジェクトモデルは非同期型で遅延が少なく,リソースも少なくてすむ.ネットワーク上のクライアントからは組み込みコンピュータを遠隔オブジェクトとしてみなせるため,計測制御系やモニタリングシステムに応用できる.組み込み分散オブジェクトモデルにより,センサネットワークをインターネット等の上位ネットワークに統合し,高速化,並行処理を期待できる.気象観測,農業耕作管理,火山地震観測網,河川洪水観測リアルタイムモニタ,地震津波広域沿岸観測モニタ,放射線モニタなどを目的とするセンサネットワークなどを容易にインターネット等に接続できるため,その効果と応用範囲を拡張できる.

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公開日: 2022-01-27   更新日: 2025-02-27  

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