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2023 年度 研究成果報告書

サルコペニアの発症・進展の分子病態の解明と新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03556
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関獨協医科大学 (2022-2023)
東京医科歯科大学 (2019-2021)

研究代表者

頼 建光  獨協医科大学, 医学部, 教授 (80334431)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードWNKキナーゼ
研究成果の概要

WNKシグナル系の新規機能について、この系がTNFαを介して慢性腎臓病(CKD)における塩分感受性亢進の発症に関係しているという新知見が得られた。また、尿中カリウム排泄におけるNa-Cl共輸送体の新たな制御機構も明らかにした。
CKDにおけるエネルギー代謝異常の分子機構については、AMPKを介したエネルギー不全感知障害が存在することを明らかにし、AMP非依存性にAMPK活性化を行うことがCKDを改善させる新規治療法となる可能性があることを見出した。
さらにCKD患者の大規模コホートの臨床研究で、患者の入院時の機能状態の低下は院内死亡率、入院期間、コストを有意に増加させることを示した。

自由記述の分野

腎臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マウスCKDモデルを用いて、CKDにおける塩分感受性亢進のメカニズムの一端を解明、WNKキナーゼとTNFαがCKDにおける塩分感受性亢進と免疫機構を繋ぐ鍵分子であることを初めて示すことに成功した。このようにWNKシグナルの新規機能を明らかにすることができた。
また、CKDにおけるエネルギー代謝異常の分子機構については、AMPKを介したエネルギー不全感知障害が存在することを明らかにし、CKDにおけるサルコペニア発症に繋がるエネルギー代謝障害についての新たな知見を得ることができたと同時に、AMPK活性化によるCKDの新規治療法の可能性についても見出すことができた。

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公開日: 2025-01-30  

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