研究課題/領域番号 |
19K09526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 (2020-2023) 大阪大学 (2019) |
研究代表者 |
木下 学 旭川医科大学, 医学部, 教授 (40448064)
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研究分担者 |
有田 英之 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (60570570)
金村 米博 独立行政法人国立病院機構大阪医療センター(臨床研究センター), その他部局等, 機関長・部門長クラス (80344175)
橋本 直哉 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90315945)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 膠芽腫 / MRI / 画像解析 |
研究成果の概要 |
nGBMの予後を予測する放射線学的特徴を同定するため、Radiomics解析も行った。Radiomics解析により、nGBMの予後を予測する28の画像特徴量が同定されたが、そのうちの5つは別のコホートで以前に同定されたものであった。構築されたRadiomicsに基づく予後予測モデルは、高リスク群と低リスク群に層別化した(p=0.028)。将来の臨床試験に取り入れることが可能な新規画像解析方法を検証した。偽造悪を適切に処理すれば、RANO規準とRECIST規準で増悪判定は大きく乖離しない可能性がある。
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自由記述の分野 |
脳神経外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
終了した臨床試験を可能な限り客観的な方法で再評価することは、実施された臨床試験そのものの理解を深めるために必要である。本研究はnGBMの全生存期間と相関する可能性のある放射線学的特徴を同定し、すべてがT2WIにおけるGd造影病変に由来する放射線学的特徴と関連するものであった。その機序的を説明することは困難であるが、これらの放射線学的特徴が、異なるコホート間で予後を反映する画像的特徴として独立して同定されたこと、およびこれらの放射線学的特徴に基づいて構築された予後予測モデルが、MGMTプロモーターのメチル化やIDH変異の状態などの生物学的予後予測因子とは独立していたことは特筆に値する。
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