研究課題/領域番号 |
19K10184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
浜田 賢一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (00301317)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 歯科用セメント / スマート材料 / 接着強度 / 電荷密度 / グラスアイオノマーセメント |
研究成果の概要 |
歯科用グラスアイオノマーセメントは電気伝導性を示し,金属製被着物との接着界面に通電することで生じる電気化学反応により接着力の低下が可能である。さらに口腔内では,唾液などの浸漬液から水を吸収して短期的には電気伝導性と接着力低下能が向上する。しかし,長期的には浸漬液にイオンが溶出して電気伝導性と接着力低下能が低下する可能性がある。本研究では,口腔内の浸漬液とのイオン交換が釣り合うことで長期的に電気伝導性と接着力低下能の維持可能性が示された。
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自由記述の分野 |
生体材料学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科用セメントの高性能化にともない高まっている歯質損傷などのリスクを低減し,患者のQOLを維持するため,接着力の低下が可能な歯科用スマートセメントの実用化は急務である。本研究を通じて,市販のグラスアイオノマーセメントが通電剥離型スマートセメントになること,口腔内で長期的に通電剥離能を維持しうることがわかったため,通電方法を確立すれば臨床応用は可能と期待できる。一方,臨床応用を考えると電気伝導性を向上させ,通電剥離に要する時間を短縮する必要性が認められ,報告例がほとんど見当たらないグラスアイオノマーセメントの電気伝導性の研究を発展させる必要性が示された。
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