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2023 年度 研究成果報告書

介護現場リーダーの越境的学習に基づく職場学習の実証研究-混合研究法に基づく分析-

研究課題

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研究課題/領域番号 19K14071
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関高知県立大学

研究代表者

河内 康文  高知県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (20723448)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード越境的学習 / 介護現場リーダー / 成長実感 / 人材定着
研究成果の概要

本研究は,介護現場リーダーおよび介護職員の越境的学習が職場学習に与える影響を明らかにすることを目的に,定量的および定性的調査結果の分析を行った.定量的調査では,職場外・職場内の研修への参加が成長実感と組織コミットメントに与える影響を明らかにし,越境的学習の有用性を示した.定性的調査では,越境的学習が【視野と創造性の拡大】【発信力の向上】【研修の効果循環】等の学びの効果をもたらす一方で,【人員不足による外部研修の参加困難】【新しい取り組みに対する抵抗】等の課題が存在することが明らかになった.越境的学習は,介護職員の人材定着に有効であると示唆されたが,今後は広範な調査範囲と方法の工夫が必要である.

自由記述の分野

介護福祉

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,介護現場リーダーおよび介護職員の越境的学習が職場学習に与える影響を実証的に明らかにし,その有用性を示した.学術的意義としては,越境的学習の概念を介護現場に適用し,その効果を定量的および定性的に評価することで,学習理論の新たな視点を提供した点が挙げられる.社会的意義としては,介護現場リーダーおよび介護職員の成長を促進する研修プログラムの設計に対する示唆を提供し,介護現場における人材定着と質の向上に貢献する点である.今後の介護職員の教育や研修において,越境的学習の導入とその効果検証が求められる.

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公開日: 2025-01-30  

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