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2021 年度 研究成果報告書

抗酸化物質の微小管作用メカニズムの解明と新たな臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16824
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

高田 護  千葉大学, 総合安全衛生管理機構, 助教 (90800392)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード微小管阻害 / 乳癌 / 抗酸化物質
研究成果の概要

微小管阻害剤は未だに抗がん剤の主役の一つである。近年の免疫チェックポイント阻害剤の臨床試験の結果から、その併用薬として最も有用な薬剤は微小管阻害剤であることが明らかとなってきたが、新たな微小管阻害剤開発は進んでいない。本研究で注目するCMPD1の微小管阻害作用はTaxolの阻害効果の数百倍の強さがあり、動物実験においては有害事象が圧倒的に少ないこと、そのメカニズムとして、がん細胞においてはより強い染色体不安定性を誘導すること、休薬によるwash outが可能な薬剤であることに加えてがん細胞よりも正常細胞においてwash outされやすいことなどがわかってきた。今後臨床応用を目指していきたい。

自由記述の分野

乳腺外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗がん剤である微小管阻害剤は最も歴史の古い薬剤のうちの一つであるが未だに抗がん剤の主役の一つである。近年の免疫チェックポイント阻害剤の臨床試験の結果から、微小管阻害剤はその併用薬として最も有用な薬剤であることがわかり、その重要性はますます高まっているにもかかわらず、新たな微小管阻害剤開発は進んでいない。本研究において、CMPD1は実臨床で最も広く使用されているTaxolと比較しても非常に有望な新たな微小管阻害剤であること、そしてCMPD1のがん細胞および正常細胞への作用メカニズムがわかってきた。臨床応用に向けて、今最も注目されている微小管阻害剤が及ぼす免疫への作用を明らかにし、開発を目指したい

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公開日: 2023-01-30  

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