COVID-19流行により予定していたラットCT画像評価が困難となった。 新たな代償性肺成長(CLG)の指標として、「右肺重量/体重比(以下LBR)」を使用した。CLGモデルでは、肺切除を行っていないラットと比較しLBRは大きい傾向が見られCLGモデル作成は予定通り可能であった。 作成したCLGモデルを「CLG良好群」と「CLG不良群」にわけ、血中・気管支肺胞洗浄液中のbFGF濃度と摘出肺の組織学的所見を検討項目としCLGとbFGFの関連性を検討している。また現在、ラット肺気腫モデルを作成しており今後bFGF投与群/非投与群間でCLG発現に有意な差異があるか検討を行う予定である。
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