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2021 年度 研究成果報告書

化学内分泌療法抵抗性前立腺癌における癌周囲微小環境によるHippo経路制御の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18551
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

奈良 健平  秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (00801888)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード前立腺癌 / 癌周囲微小環境 / Hippo経路
研究成果の概要

我々は前立腺癌増悪・進展に対する食事・腸内細菌・脂質代謝・免疫のクロストークに注目しマウスモデルでこの可能性を検証した。結果、飽和脂肪酸・単価不飽和脂肪酸を含む食事は2種類の前立腺癌マウスモデルで肥満を誘導するとともに前立腺癌進展を促進し、特に飽和脂肪酸・単価不飽和脂肪酸を多く含む食事では腸内細菌叢の多様性が増し、特にorders Clostridalesとorder Lactobacillalesの腸内細菌叢の著明な変化を引き起こした。また、これらの腸内細菌変化は腫瘍内のコレステロール、脂質代謝関連分子異常と関連し、前立腺癌進展に関連している可能性を見出した。

自由記述の分野

前立腺癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

特定の脂質摂取の前立腺癌増悪・進展への分子生物学的関係性が明らかになると、これまで同定されていなかった新規の前立腺癌治療標的発見の足掛かりになるのみならず、食事や肥満といった生活因子や腸内細菌変動による癌治療や癌予防戦略につながる可能性があると考えている。

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公開日: 2023-01-30  

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