【目的】本研究は、食支援を受ける摂食嚥下機能障害を有する高齢者のQOL評価尺度の開発を目的とした。 【研究成果】「高齢者への食支援」の概念分析を行い食支援によって影響を受けるQOLの範囲を検討し、2名の介護福祉士へのインタビュー調査を行いQOL評価項目の生成を行った。概念分析の結果、食支援は多角的な支援でありながら共通して口から食べる喜びを支えることを目的としたものであり、地域の支援体制の確立がQOLと関連しており、家族介護者のQOLも評価する必要性が示された。インタビュー調査の結果、QOL評価項目として身体的側面10項目、精神的側面5項目、社会的側面3項目の全18項目が生成された。
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