研究課題/領域番号 |
19K21433
|
補助金の研究課題番号 |
18H06350 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
河田 萌生 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (30826194)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 概念分析 / 食支援 / 高齢者 / 摂食嚥下障害 / 在宅高齢者 / QOL / 摂食嚥下機能障害 / 嚥下機能障害 |
研究開始時の研究の概要 |
初年度に実施した食支援の概念分析および食支援の専門家へのインタビュー調査から明らかとなった、食支援に関連するQOLの要素から評価尺度を作成する。また、食支援を受ける摂食嚥下機能障害を有する高齢者を対象とし、プレストを行い内容の精選後、本調査にて信頼性・妥当性の分析を行う。さらに、本尺度の臨床での適用可能性を評価するために、食支援介入事例で使用し、食支援チームにインタビュー調査を行う。
|
研究成果の概要 |
【目的】本研究は、食支援を受ける摂食嚥下機能障害を有する高齢者のQOL評価尺度の開発を目的とした。 【研究成果】「高齢者への食支援」の概念分析を行い食支援によって影響を受けるQOLの範囲を検討し、2名の介護福祉士へのインタビュー調査を行いQOL評価項目の生成を行った。概念分析の結果、食支援は多角的な支援でありながら共通して口から食べる喜びを支えることを目的としたものであり、地域の支援体制の確立がQOLと関連しており、家族介護者のQOLも評価する必要性が示された。インタビュー調査の結果、QOL評価項目として身体的側面10項目、精神的側面5項目、社会的側面3項目の全18項目が生成された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、これまで明らかになっていなかった「高齢者への食支援」という概念の理解が深められ、食支援が高齢者のQOLへどのような影響を与え得るものであるのか知見を得ることにつながった。また、インタビュー調査により実臨床で起きている、摂食嚥下障害を持つ高齢者の食支援によるQOLの変化が言語化され、QOLの評価項目の生成に至った。
|